ウズベキスタン人との結婚手続き方法
ウズベキスタン人の方と結婚する際の手続きでは、日本から先に結婚手続きを行った場合(日本方式)は、ウズベキスタンでの結婚手続きは不要になります。
今回の記事では、日本から先に結婚手続きを行う場合(日本方式)と、ウズベキスタンから先に結婚手続きを行う場合(ウズベキスタン方式)の結婚手続きをご紹介します。
ちなみにウズベキスタンでは、男性は18歳以上、女性は17歳以上が結婚可能年齢です。
日本方式での結婚手続き(日本で先に結婚手続きする場合)
※地域によって必要書類が異なる場合がありますので、事前に確認をお願いします。
Step.1 ウズベキスタンの役所から書類を取得する
通常、国際結婚の場合は「婚姻要件具備証明書」(通称:独身証明書)という書類が必要になりますが、ウズベキスタンではこの書類の発行をしていません。
その代わりとして、ウズベキスタンからウズベキスタン人の「独身証明書」を取得をします。
その他「出生証明書」も取得をして、どちらもノータリーオフィスで認証してもらいます。
必要な書類
- 独身証明書(ノータリーオフィスで認証したもの)
- 出生証明書(ノータリーオフィスで認証したもの)
どちらの書類も、日本語訳が必要になります。
※日本語訳はどなたが行っても大丈夫です。
Step.2 日本の役所で結婚手続きをする
ウズベキスタン人の上記必要書類が揃いましたら日本の役所で結婚手続きを行います。
その際の必要書類は下記になります。
ウズベキスタン人の必要書類
- 独身証明書とその日本語訳
- 出生証明書とその日本語訳
- パスポートと写真のページの日本語訳
- 在留カード(ある場合のみ)
- 申述書(日本の役所に見本があります)
日本人の必要書類
- 婚姻届(証人2人の署名があるもの)
- 戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合のみ)
- 身分証明書(運転免許証など)
通常は婚姻要件具備証明書が必要になるところ、独身証明書で代用することになるので「申述書」を役所で記載することになります。
この時にウズベキスタン人のパスポートの婚姻記載欄が「無記載である」ことが必要になります。
ウズベキスタン人の場合は、婚姻要件具備証明書が提出できないことで役所から地方法務局に問題ないか確認することが多くあります。
そうなると婚姻届は「受理伺い」となり、即日受理はされず地方法務局で審査された後、正式に受理となるので、時間がかかります。
※地方法務局預かりの場合は、1ヶ月~3ヶ月ほど受理までに時間がかかります。
Step.3 ウズベキスタンでの結婚手続きは不要
日本で先に結婚手続きをした場合はウズベキスタンでの手続きは不要になります。
理由としては、ウズベキスタンでは、日本で先に結婚手続きをした場合、その結婚がウズベキスタンでも有効として扱われるからです。
そのためウズベキスタンでの結婚証明書は発行されません。
配偶者ビザの申請時にも、ウズベキスタンでの結婚証明書は不要です。
ウズベキスタン方式での結婚手続き(ウズベキスタンで先に結婚手続きをする場合)
※地域によって必要書類が異なる場合がありますので、事前に確認をお願いします。
日本人は中長期の在留資格がない場合、観光ビザではなくPersonal Visit Visaでウズベキスタンに滞在している必要があります。
また、ホテルに宿泊する場合には自動的に滞在が登録されますが、それ以外に宿泊される場合には役所(local Entry, Exit and Citizenship office、旧称OVIR)で登録する必要があります。
※ウズベク語又はロシア語の翻訳文の作成は、ウズベキスタン国内の認定翻訳業者に依頼します。
Step.1 日本人の戸籍謄本を取得する
日本人の日本の本籍地で「日本人の戸籍謄本」を取得します。
この戸籍謄本を使って、ウズベキスタンにある日本大使館で「婚姻要件具備証明書」(通称:独身証明書)を取得します。
※郵送請求することも可能です。
※戸籍謄本は発行から3ヶ月以内のものが必要になります。
※離婚歴がある場合は、離婚事実が記載された戸籍,改正原戸籍も必要になる場合がございます。(アポスティーユも必要)
アポスティーユとは、外務省印を押してもらうことで、書類が本物であることを証明するために行う手続きになります。
Step.2 ウズベキスタンにある日本大使館にて婚姻要件具備証明書を発行する
戸籍謄本を取得できたら、ウズベキスタンにある日本大使館にて「日本人の婚姻要件具備証明書」(通称:独身証明書)を取得します。
※日本にある法務局でも日本人の婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)は取得可能ですが、ウズベキスタンにある日本大使館で取得した方が手続きはスムーズにできます。
日本人の必要書類
- パスポート
- 戸籍謄本
- 申請書 ※大使館にございます
Step.3 ウズベキスタンで結婚手続きをする
日本人の婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)が取得できたら、ウズベキスタンで結婚手続きを行います。
必要書類を持って、ウズベキスタン人の住所の登録事務所(ZAGS)に2人で行き結婚手続きを行います。
登録後に「婚姻証明書」をもらいます(所要約32日間)。
日本人の必要書類
- 出生証明書(ウズベキスタンにある日本大使館で発行)
- 婚姻要件具備証明書(ウズベキスタンにある日本大使館で発行)
※離婚、死別の場合は離婚・死亡証明書(ウズベキスタンにある日本大使館で発行)が必要です。 - パスポート(原本提示)
- パスポートのウズベク語又はロシア語の翻訳文
ウズベキスタン人の必要書類
- IDカード又はパスポート
- 独身証明書
Step.4 婚姻証明書をウズベキスタンの外務省で認証する
上記で発行してもらった「婚姻証明書」をウズベキスタンにある外務省でアポスティーユ(認証)してもらいます。
Step.5 日本の役所で報告的届出をする
ウズベキスタンでの結婚手続きが終了したら、日本での結婚手続きを行います。
ウズベキスタンにある日本大使館でも手続きも可能ですが、時間がかかるため日本にある役所での手続きの方がスムーズに行えます。
日本人の必要書類
- 婚姻届(証人2人の署名は不要)
- 戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合のみ)
- 身分証明書(運転免許証など)
ウズベキスタン人の必要書類
- 婚姻証明書とその日本語訳
- パスポートと写真のページの日本語訳
- 在留カード(ある場合のみ)
※正式に受理されてから約1週間で日本人の戸籍謄本に婚姻情報が反映されます。
※日本語訳はどなたが行っても大丈夫です。
配偶者ビザ申請時には、ウズベキスタンでの「婚姻証明書」が必要になります。