トルコ人との結婚手続き方法
トルコ人の方との国際結婚手続きは、日本とトルコの「どちらの国でも」結婚手続きを行う必要があります。
今回の記事では、日本から先に結婚手続きを行う場合(日本方式)と、トルコから先に結婚手続きを行う場合(トルコ方式)の結婚手続きをご紹介します。
基本的には結婚手続きは、「日本から先に結婚手続きする方がスムーズ」です。
ちなみにトルコでは、男女ともに18歳以上で結婚可能になります。
目次
日本方式での結婚手続き(日本で先に結婚手続きする場合)
※地域によって必要書類が異なる場合がありますので、事前に確認をお願いします。
Step.1 日本にあるトルコ大使館で「婚姻要件具備証明書」を取得する
日本にあるトルコ大使館でトルコ人の「婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)」を取得します。
婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)とは、トルコ人の方が「未婚」で「重婚していなく」「結婚できる年齢」であることを証明する資料になります。
トルコ人の必要書類
- パスポート
- 申請書(トルコ大使館にあります)
- 返信用封筒
日本人の必要書類
- パスポート
Step.2 日本の役所で結婚手続きをする
トルコ人の婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)が取得できましたら、日本の役所で結婚手続きをします。
婚姻手続きは日本のどこの役所でも可能です。
ただし日本人の本籍地以外で行う場合は、日本人の戸籍謄本が必要になります。
トルコ人の必要書類
- 「婚姻要件具備証明書」と日本語訳
- パスポートと写真のページの日本語訳
- 在留カード(ある場合のみ)
日本人の必要書類
- 婚姻届(証人2人の署名があるもの)
- 戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合のみ)
- 身分証明書(運転免許証など)
※日本語訳はどなたが行っても大丈夫です。
※日本人の戸籍謄本に婚姻情報が反映されるまでに約1週間かかります。
日本の役所で婚姻届が受理されたら、「婚姻届の受理証明書」を取得します。
Step.3 日本にあるトルコ大使館で報告的手続きをする
日本の役所で婚姻届が受理されたら、トルコ本国でも婚姻を成立させるために再度トルコ大使館に行き結婚手続きをします。
ここで必要となるのが「トルコ人との婚姻情報が反映された日本人の戸籍謄本」です。
婚姻届を提出した日本の役所にもよって変わりますが、おおむね婚姻届に問題なければ婚姻届を提出してから約1週間後に、日本人の戸籍謄本にトルコ人の情報が反映されます。
トルコ人の必要書類
- 在留カード
- パスポート
- 写真(パスポートサイズ)
日本人に必要書類
- 「戸籍謄本」とそのトルコ語訳または英語訳(婚姻情報が反映されているもの)
- 「婚姻届の受理証明書」とそのトルコ語訳または英語訳
- パスポート
- 写真(パスポートサイズ)
日本にあるトルコ大使館で婚姻手続きが完了しましたら、「トルコ人の戸籍謄本(日本人の婚姻情報が反映されたもの)」が取得できます。
配偶者ビザ申請時には、トルコ大使館で発行された「戸籍謄本(結婚証明書)」が必要になります。
トルコ方式での結婚手続き(トルコで先に結婚手続きをする場合)
※地域によって必要書類が異なる場合がありますので、事前に確認をお願いします。
Step.1 「日本人の婚姻要件具備証明書」をトルコにある日本大使館で取得する
日本にある法務局またはトルコにある日本大使館で「日本人の婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)」を取得します。
日本の法務局で婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)を取得すると、日本の外務省やトルコ大使館での認証(アポスティーユ)が必要となり手間がかかるので、トルコにある日本大使館で取得した方がスムーズです。
その場合、日本国内で日本人の本籍地で戸籍謄本を取得しておく必要があります。
日本人の必要書類
- パスポート
- 戸籍謄本(発行から3ヶ月以内のものを日本で取得していく)
- 申請書(現地日本大使館にあります)
アポスティーユとは、外務省印を押してもらうことで、書類が本物であることを証明するために行う手続きになります。
Step.2 トルコにある役所で結婚手続きをする
日本人の婚姻要件具備証明書(通称:独身証明書)が取得できたら、トルコにある役所で結婚手続きをします。
日本人の出生証明書は「出生届の記載事項証明書」と言われ、出生届を出した役所で取得ができます。
日本人の必要書類
- 出生証明書(記載事項証明書)とトルコ語または英語訳
- パスポート
- 健康診断書(必ず国立の医療機関作成のものが必要)
- 戸籍謄本とトルコ語または英語訳
- 「婚姻要件具備証明書」とトルコ語または英語訳
- パスポートサイズの写真6枚
トルコ人の必要書類
- 出生証明書
- パスポート
- パスポートサイズの写真6枚
必要書類をそろえてトルコの役所に提出すると、役所が婚姻の事実を21日間公示します。
その後、誰からも異議がない場合に2人の結婚が認められます。
Step.3 結婚式をする
21日間の公示が終わり異議がなかった後に「結婚式」が開かれます。
結婚式で「婚姻届にサイン」をします。
結婚式が終わると「家族手帳」をもらい、トルコ人の戸籍謄本に日本人の情報が反映され、無事に結婚が成立したことになります。
Step.4 日本の役所で報告的届出をする
トルコ本国で結婚手続きを終わった後は、日本で結婚手続きをする必要があります。
日本での手続きは、トルコにある日本大使館でも手続きも可能ですが、時間がかかるため日本にある役所での手続きの方がスムーズに行えます。
日本人の必要書類
- 婚姻届(証人2人の署名は不要)
- 戸籍謄本(本籍地以外で手続きする場合のみ)
- 身分証明書(運転免許証など)
トルコ人の必要書類
- 「家族手帳(市区町村発行のもの)」とその日本語訳
またはトルコ人の戸籍謄本(婚姻情報が反映されたもの) - パスポートと写真のページの日本語訳
- 在留カード(ある場合のみ)
- 身分証明書(トルコ政府発行のもの)とその日本語訳
※正式に受理されてから約1週間で日本人の戸籍謄本に婚姻情報が反映されます。
※日本語訳はどなたが行っても大丈夫です。
配偶者ビザ申請時には、トルコ本国で発行された「トルコ人の戸籍謄本(婚姻情報が反映されたもの)」が必要になります。