高度専門職ビザから永住権申請する際の必要書類について
「高度専門職の外国人」または「高度専門職に該当している外国人」は、一般の外国人よりも優遇を受けて永住権の申請をすることができます。
高度専門職から永住権を申請する場合は、通常の申請と必要書類が変わってきます。
自身の状況や高度専門職ポイント計算表で何ポイントを取得できているかによっても、必要書類は変わってきます。
今回は、高度専門職から永住権の申請をする場合の必要書類について、説明していきます。
目次
高度専門職から永住権申請のポイント
高度専門職から永住権申請する場合には、高度専門職ポイント計算表で70ポイント以上に該当している場合に申請ができます。
高度専門職から永住権への条件
- 「高度専門職ビザ」80ポイント以上で1年以上日本に住んでいる外国人
- 「高度専門職ビザ」70~75ポイントで3年以上日本に住んでいる外国人
- 「高度専門職」以外の在留資格で、次のどちらかに該当する外国人
a. 永住権の申請1年前から「高度専門職」80ポイント以上に該当し、申請後も80ポイント以上である外国人
b. 永住権の申請3年前から「高度専門職」70~75ポイントに該当し、申請後も70~75ポイント以上である外国人
高度専門職ビザから永住権申請する際の注意点の詳細はこちらから確認できます
申請時期について
申請のタイミングは、保有ポイントによって変わりますが、80ポイント以上で1年、70~75ポイントで3年後から申請可能です。
よくいただく質問として、「早く申請をしたいので、3年(または1年)が経つ2~3か月前に申請してもいいですか?」というものです。
答えは2~3か月前程度であればOKです。
ただしあまり早く申請をしすぎると、該当性がないと判断されてしまうので、早くても3か月前となります。
安全なのは必要とされている居住年数が過ぎた後にされるのが確実です。
申請場所について
申請場所は、高度専門職の外国人が居住している地域を管轄している入管になります。
わかりやすく言うと、家の近くの入管になります。
「高度専門職ビザ」70~75ポイントの場合の必要書類について
「高度専門職ビザ」を持っている外国人で、高度専門職ポイントが70~75ポイントを取得している場合の必要書類を見ていきましょう。
高度専門職ポイントが70~75ポイントの場合は、ポイント70~75ポイントに該当してから3年以上日本に居住している必要があります。
必要書類について
高度専門職ビザを持っている外国人でポイントが70~75ポイントの方の必要書類です。
高度専門職ビザを持っていて70~75ポイントの外国人
- 永住許可申請書
- 証明写真(縦4cm×横3cm)※撮影から3か月以内のもの
- 理由書(自由フォーマット)
- 住民票(世帯全員分のもの)
- 「海外の結婚証明書」または「日本人配偶者の戸籍謄本」
※結婚している場合のみ、必要になります。 - 在職証明書
(会社経営の場合は、「確定申告書のコピー又は法人の「登記事項証明書 」が必要) - 直近3年分の住民税の課税証明書と納税証明書(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
- 「源泉所得税及び復興特別所得税」「申告所得税及び復興特別所得税」「消費税及び地方消費税」「相続税」「贈与税」の項目の納税証明書(その3)
※管轄の税務署で取得できます。
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。 - 通帳の写し(適宜必要になります)
- 直近2年分の「年金」についての下記資料のどれかが必要(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
※基礎年金番号が記載されている書類について,当該番号の部分を黒塗りするなど,基礎年金番号を復元できない状態にした上で提出してください。
a.「ねんきん定期便」(35,45,59歳の誕生月に送られてくる全期間の年金記録情報が表示されているもののみ対象)
b. ねんきんネットの「各月の年金記録」の印刷画面(リンクはこちら)
c. 国民年金保険料領収証書(写し)
※直近2年以内に「国民年金」に加入していた場合は,当該期間分の領収証書のコピー - 健康保険証のコピー(または国民健康保険証のコピー)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です - 国民健康保険料(税)納付証明書(過去2年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です
- 国民健康保険料(税)領収証書のコピー(過去2年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。 - 【会社経営の場合のみ】直近2年分の健康保険・厚生年金保険料領収証書のコピー
※本人または同居する家族が該当する場合に必要です。 - 高度専門職ポイント計算表
日本語版はこちら
英語版はこちら
- 高度専門職「ポイント計算結果通知書」のコピー(別記第27号の2様式)
※高度専門職ビザを取得した際にもらった紙 - 【「ポイント計算結果通知書」がない場合のみ】
ポイント計算の各項目に関する証明資料
※ポイントの合計が70点以上であることを確認できる資料を提出してください。 - パスポート 提示
- 在留カード 提示
- 身元保証書(フォーマットあり)
日本語版はこちら
英語版はこちら - 身元保証人の在職証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。 - 身元保証人が会社役員のの場合は、会社の登記簿謄本
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の直近1年分の住民税の課税証明書と納税証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の住民票(世帯全員分)
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の身分証明書のコピー(運転免許証等)
- 了解書
日本語版はこちら
英語版はこちら
「高度専門職ビザ」80ポイント以上の場合の必要書類について
「高度専門職ビザ」を持っている外国人で、高度専門職ポイントが80ポイントを取得している場合の必要書類を見ていきましょう。
ポイントが80ポイントの場合は、ポイント80ポイントに該当してから1年以上日本に居住している必要があります。
高度専門職ビザを持っていて80ポイント以上の外国人
- 永住許可申請書
- 証明写真(縦4cm×横3cm)※撮影から3か月以内のもの
- 理由書(自由フォーマット)
- 住民票(世帯全員分のもの)
- 「海外の結婚証明書」または「日本人配偶者の戸籍謄本」
※結婚している場合のみ、必要になります。 - 在職証明書
(会社経営の場合は、「確定申告書のコピー又は法人の「登記事項証明書 」が必要) - 直近1年分の住民税の課税証明書と納税証明書 (本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
- 「源泉所得税及び復興特別所得税」「申告所得税及び復興特別所得税」「消費税及び地方消費税」「相続税」「贈与税」の項目の納税証明書(その3)
※管轄の税務署で取得できます。
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。 - 通帳の写し(適宜必要になります)
- 直近1年の「年金」についての下記資料のどれかが必要(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
※基礎年金番号が記載されている書類について,当該番号の部分を黒塗りするなど,基礎年金番号を復元できない状態にした上で提出してください。
a.「ねんきん定期便」(35,45,59歳の誕生月に送られてくる全期間の年金記録情報が表示されているもののみ対象)
b. ねんきんネットの「各月の年金記録」の印刷画面(リンクはこちら)
c. 国民年金保険料領収証書(写し)
※直近1年以内に「国民年金」に加入していた場合は,当該期間分の領収証書のコピー - 健康保険証のコピー(または国民健康保険証のコピー)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 国民健康保険料(税)納付証明書(過去1年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 国民健康保険料(税)領収証書のコピー(過去1年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 【会社経営の場合のみ】直近1年分の健康保険・厚生年金保険料領収証書のコピー
※本人と同居する家族が該当する場合に必要です。
- 高度専門職ポイント計算表
日本語版はこちら
英語版はこちら
- 高度専門職「ポイント計算結果通知書」のコピー(別記第27号の2様式)
※高度専門職ビザを取得した際にもらった紙 - 【「ポイント計算結果通知書」がない場合のみ】
ポイント計算の各項目に関する証明資料
※ポイントの合計が80点以上であることを確認できる資料を提出してください。 - パスポート 提示
- 在留カード 提示
- 身元保証書(フォーマットあり)
日本語版はこちら
英語版はこちら - 身元保証人の在職証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人が会社役員のの場合は、会社の登記簿謄本
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の直近1年分の住民税の課税証明書と納税証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の住民票(世帯全員分)
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の身分証明書のコピー(運転免許証等)
- 了解書
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高度専門職ビザは持っていないが、高度専門職に該当する場合
高度専門職ビザを持っていなくても「過去にさかのぼって現在まで」高度専門職ポイント計算表で70ポイント以上に該当する旨の証明ができれば、高度専門職外国人として永住権申請をすることができます。
必要書類(高度専門職ビザは持っていないが、70~75ポイント以上に該当する場合)
高度専門職ビザは持っていないが、70~75ポイント以上に該当する外国人
- 永住許可申請書
- 証明写真(縦4cm×横3cm)※撮影から3か月以内のもの
- 理由書(自由フォーマット)
- 住民票(世帯全員分のもの)
- 「海外の結婚証明書」または「日本人配偶者の戸籍謄本」
※結婚している場合のみ、必要になります。 - 在職証明書
(会社経営の場合は、「確定申告書のコピー又は法人の「登記事項証明書 」が必要) - 直近3年分の住民税の課税証明書と納税証明書(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
- 「源泉所得税及び復興特別所得税」「申告所得税及び復興特別所得税」「消費税及び地方消費税」「相続税」「贈与税」の項目の納税証明書(その3)
※管轄の税務署で取得できます。
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 通帳の写し(適宜必要になります)
- 直近3年の「年金」についての下記資料のどれかが必要(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
※基礎年金番号が記載されている書類について,当該番号の部分を黒塗りするなど,基礎年金番号を復元できない状態にした上で提出してください。
a.「ねんきん定期便」(35,45,59歳の誕生月に送られてくる全期間の年金記録情報が表示されているもののみ対象)
b. ねんきんネットの「各月の年金記録」の印刷画面(リンクはこちら)
c. 国民年金保険料領収証書(写し)
※直近3年以内に「国民年金」に加入していた場合は,当該期間分の領収証書のコピー - 健康保険証のコピー(または国民健康保険証のコピー)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 国民健康保険料(税)納付証明書(過去2年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 国民健康保険料(税)領収証書のコピー(過去2年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 【会社経営の場合のみ】直近2年分の健康保険・厚生年金保険料領収証書のコピー
※本人と同居する家族が該当する場合に必要です。
- 高度専門職ポイント計算表
日本語版はこちら
英語版はこちら
- ポイント計算の各項目に関する証明資料
※ポイントの合計が70~75点以上であることを確認できる資料を提出してください。 - パスポート 提示
- 在留カード 提示
- 身元保証書(フォーマットあり)
日本語版はこちら
英語版はこちら - 身元保証人の在職証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。 - 身元保証人が会社役員のの場合は、会社の登記簿謄本
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の直近1年分の住民税の課税証明書と納税証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の住民票(世帯全員分)
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の身分証明書のコピー(運転免許証等)
- 了解書
日本語版はこちら
英語版はこちら
必要書類(高度専門職ビザは持っていないが、80ポイント以上に該当する場合)
高度専門職ビザは持っていないが、80ポイント以上に該当する外国人
- 永住許可申請書
- 証明写真(縦4cm×横3cm)※撮影から3か月以内のもの
- 理由書(自由フォーマット)
- 住民票(世帯全員分のもの)
- 「海外の結婚証明書」または「日本人配偶者の戸籍謄本」
※結婚している場合のみ、必要になります。 - 在職証明書
(会社経営の場合は、「確定申告書のコピー又は法人の「登記事項証明書 」が必要) - 直近1年分の住民税の課税証明書と納税証明書(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
- 「源泉所得税及び復興特別所得税」「申告所得税及び復興特別所得税」「消費税及び地方消費税」「相続税」「贈与税」の項目の納税証明書(その3)
※管轄の税務署で取得できます。
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 通帳の写し(適宜必要になります)
- 直近1年の「年金」についての下記資料のどれかが必要(本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要)
※基礎年金番号が記載されている書類について,当該番号の部分を黒塗りするなど,基礎年金番号を復元できない状態にした上で提出してください。
a.「ねんきん定期便」(35,45,59歳の誕生月に送られてくる全期間の年金記録情報が表示されているもののみ対象)
b. ねんきんネットの「各月の年金記録」の印刷画面(リンクはこちら)
c. 国民年金保険料領収証書(写し)
※直近1年以内に「国民年金」に加入していた場合は,当該期間分の領収証書のコピー - 健康保険証のコピー(または国民健康保険証のコピー)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 国民健康保険料(税)納付証明書(過去1年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 国民健康保険料(税)領収証書のコピー(過去1年間で「国民健康保険」に加入したことがある場合のみ)
※本人と同居する子ども以外の家族全員分が必要です。
- 【会社経営の場合のみ】直近1年分の健康保険・厚生年金保険料領収証書のコピー
※本人と同居する家族が該当する場合に必要です。
- 高度専門職ポイント計算表
日本語版はこちら
英語版はこちら
- ポイント計算の各項目に関する証明資料
※ポイントの合計が80点以上であることを確認できる資料を提出してください。 - パスポート 提示
- 在留カード 提示
- 身元保証書(フォーマットあり)
日本語版はこちら
英語版はこちら - 身元保証人の在職証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人が会社役員のの場合は、会社の登記簿謄本
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の直近1年分の住民税の課税証明書と納税証明書
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の住民票(世帯全員分)
※2022年6月からは省略可能になりました。
- 身元保証人の身分証明書のコピー(運転免許証等)
- 了解書
日本語版はこちら
英語版はこちら
上記の必要書類は最低限必要なものになります。
審査の中で追加で求められる資料もあるかと思いますので、求められた際にはなるべく早めに提出するようにしてください。