永住申請で貯金額はいくら必要なのか?
日本の永住申請で、求められる「貯金額」はいくらなのでしょうか?
実は、永住申請において貯金額の基準はありません。
貯金額よりも「収入金額を重視」しており、仮に今の貯金額が0円でも収入があれば永住申請は許可されます。
永住申請には貯金額は不要
永住申請において「貯金額の基準はない」です。
しかし永住申請では「安定した収入があり、安定した生活が送れること」を重要視しています。
そのため、極論、貯金が0円でも永住申請の許可を取ることは可能ですが、「毎月の収入をどのように使用しているのか」を説明する必要があります。
単に遊びに全額使っているとなると、今後も安定した生活ができるか?と審査の心象は悪くなってしまうので、用途も大切になります。
仮に、収入があっても「納税をしていない」や「支払いが遅れている」などの場合には、安定していないと判断されることになります。
貯金が1000万円以上あっても審査は有利にならない?
貯金額の基準はないと説明してきましたが、貯金あれば、審査官にアピールすることはできます。
では貯金額はいくらから有利になるのでしょうか?
貯金額についても基準はないですが、1つは1000万円になってきます。
1000万円以上あれば、審査管も堅実でしっかりしている方と思います。
ただし、貯金が1000万円以上あれば、収入金額が少なくても大丈夫ということではなく、あくまでも多少のポイントアップにある程度ではあるので注意してください。
通帳を提出には注意
貯金額の証明として提出するのが「通帳」です。
通帳は取引履歴の箇所の提出もしますが、注意点としては「大きな金額が入金・出金されている場合」です。
振込先が通帳に記載されていれば、どこの会社から入金されているかがわかるので説明もしやすいですが、現金で入金・出金している場合は、説明が難しいです。
証拠書類がなく、説明できない大きいお金の入出金履歴があると、不正なお金ではないか?と疑われてしまい、永住申請では不利になります。
今はマネーロンダリングの規制が厳しいので、貯金額を増やしてアピールするにしても、一気に入金するのはやめてください。
貯金額だけで永住申請が許可されることはないので、証拠書類がなく説明が難しい場合は、無理に貯金額を増やすことは控えることをおすすめします。
大切なのは、収入金額
永住申請で重要なのは、「収入」になります。
こちら収入金額についても明確な金額は公表されていませんが、目安は年収300万円以上と言われています。
これは地域差によって若干変わりますが、概ね地方でも300万円基準で考えてもらえたらと思います。
また扶養家族がいる場合は、扶養家族1人あたり、収入がプラス40~70万円必要になってきます。
この基準は外国人の今の状況にもよって変わったり、年々永住申請は厳しくなっているので、今後変わる可能性がありますので、目安として認識していただければと思います。