帰化申請の審査期間はどのくらい?
帰化申請の審査にかかる時間は?
帰化申請の「審査は1年以上」かかります。
以前は1年以内に許可がおりていたこともありますが、現在は審査基準も少し厳しくなったこともあり審査の時間がのびております。
また調べる内容が多い方は当然ながら審査は長くなる傾向になります。
例えば、会社経営者や個人事業主の方は、確定申告書や会社の税金関係の書類も提出することになります。
提出する書類が多いということは、審査官もその書類の一つ一つを細かく確認していく必要がでてきますので、物理的に審査に時間がかかってしまいます。
審査を早くするには?
審査を早く終わらせるには、一般的に言われるのは「調べることが少なくて済む人」すなわちルールを守っている人です。
審査が早い人の特徴
- 交通違反がない人
- サラリーマンで社会保険が天引きの人
- 日本からの出国がない人
- 収入が安定している人
上記の人などが当てはまります。
少しイレギュラーな内容がある人は、その点を調べる必要が出てきます。
例えば、不動産や株などの高価な資産を持っていた方が有利かなどの質問を受けることもありますが、もちろん資産は多いに越したことはありますが、その分審査には時間がかかってしまいます。
審査中の注意点
「審査中の生活には注意」が必要です。
審査が長くなるとその分、気を付けて生活をする期間も長くなってしまいますが、下記の点にはご注意ください。
審査期間中に注意すべきこと
- 審査期間中の転職
- 交通違反
- その他犯罪
- 税金の未納や遅延
「審査期間中の出来事についても審査の対象」ですので、順調に審査が進んでいたとしても審査期間中に問題を起こしてしまうと結果が大きく変わることがございます。
また、下記事項は申請が終わり書類が受理されると説明は受けますが、こちらでも念のため記載しておきます。
申請内容や担当官に伝えている下記事項に変更が生じた場合または将来的に生じる場合があるときには、必ず速やかに担当官に連絡をすることが必要になります。
担当官に連絡しないといけない事項
- 住所または連絡先を変更した場合
- 婚姻、離婚、出生、死亡、養子縁組、離縁など身分関係が変わった場合
- 日本からの出国予定が生じた場合
- 日本から出国し、日本に再度戻ってきた場合
- 法律に違反する行為(交通違反を含む)をした場合
- 勤務先など、仕事関係が変わった場合
- 帰化後の本籍や氏名を変更しようとする場合
- その他法務局へ連絡する必要が生じた場合
仕事や母国にいる親族に関することで日本から出国することが急遽決まった場合など、法務局に連絡することを忘れがちになってしまいますが、報告はルールですのでルールを守れないと審査にも影響を及ぼし兼ねないので忘れずに行うようにしてください。